皆様、明けましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。
皆様のお力添えのおかげでEFL英語塾も無事に一周年を迎えることができました。
2020年は様々な状況が変わり、不安に包まれた年でもあったと思います。
そのような中でもEFL英語塾では生徒全員が変わりなく授業を取ってくださり、学びの歩みを止めることなく一緒に進めて行くことができました。
私一人で営んでいるこの小さいオンライン塾、そして地域密着型の家庭教師をこうして続けていられることに本当に感謝を感じた一年となりました。
このオンラインの輪がこんなにも全国に広まるとは、私としても思わなかったことでもあります。
昨年度は1周年を迎え、落ち着いた経営と授業が出来たと思っております。
そして何よりもこの状況下でずっと変わらなかったことは、生徒一人ひとりとの授業がずーっと楽しかったということです。
その中で、2020年に新たに始めたことがありました。
それが、無料塾の開講です。
最初は、有料で塾を経営しているのに、何故無料塾を開くのか?ということを周りから言われることがありました。
また、無料塾をやっても貧困層とか、グレている子どもたちとかが来るんじゃないの?なんて声もありました。
しかし、そんな発想は時代遅れ。氷河期。マンモス。
どう言われようと、これからの日本の未来を創り上げていく子どもたちのために時代の先を行く教育スタイルを作り上げる。
それが出来るのは無料なのだと強く感じたのです。
今や学校教育で学ぶコンテンツは無料で手に入れられる時代。
Youtubeやスタディサプリ、勉強のウェブサイトなど様々なものが無料で提供されています。
お金をかけなくても、どこもかしこも知識で溢れています。
それどころか、知識を提供する無料のツールが揃っているのです。
そこで最も重要となることが、学ぶコンテンツよりも、”人”です。
”何を学ぶか?”ということよりも、”誰に学ぶか?”ということです。
そして、その中で「本当の学びに向き合う自分自身」を知るということ。
「学び」とは何なのか。
全教育従事者に問いたい。
あなたたちが、今まで生きてきた人生で心から感じた「学び」とは何ですか?
テストの点数を取る為に勉強したこと?
学歴をひけらかすこと?
高い年収を稼いでること?
この質問を投げかけたとき、そう答える大人はほとんどいないと思います。
テストの点数を取る為に一生懸命努力が出来た素晴らしい自分。
目標を持ち、努力を続けられた結果素晴らしい学校に入れた自分。
様々な喜びや辛さ、そして経験を経て地位を築いてきた自分。
こうした自分自身の体験や経験、そしてそれを経た思考自体は「学び」なのではないでしょうか。
それは、点数や順位ではありません。
決して目に見えるものではないのです。
そんな中、今の子どもたちが強いられている名ばかりの「学び」とは何なのでしょうか。
学校での出来が悪い。点数が振るわない。順位が伸びない。
成績が悪いから、学べていない?
本当にそうなのでしょうか。
そして、彼ら生徒自身が「学び」を感じられる場を一番遠ざけているのは誰なのでしょうか。
彼らは、本当はもっと学びたい。
もっと新しい世界を見たい。
知らないことを知ることが出来たときの喜びを、自分自身の可能性を、もっともっと感じたいはず。
でも、現実はどうでしょう。
「勉強」という言葉に嫌悪感を抱き、この学びにもならない名目だけの「学び」から遠ざかろうとする彼らの姿があります。
これは無料塾を開講して、今までコンテンツを売っていた私が今一度再確認されられたことでもあります。
同時に、私自身が一生懸命生徒のことを考え、誰よりも生徒が大好きで、誰よりも楽しんで授業に挑んでいたことが間違いではなかったということも。
この無料塾を通して確実に一つ分かったこと。
それは、適切な学びの場を提供するだけで、子ども達は自主的にやる気を持ち、勉学に励むということ。
そこで十分知識をつけられるということです。
そのやり方が分からなかったら、努力の仕方が分からなかったら、そこから存分に手助けする。
そこさえ分かれば、彼らは自分自身の足で一歩を踏み出せるのです。
その一歩を踏み出すきっかけは、知識つけなければならないという強要からは決して生まれません。
”人”とのつながり、そしてその”空間”から生み出していくものであります。
この素晴らしい繋がりと空間をもっと増やしていく為に。
新しく教育事業を始めます。
そして、勿論EFL英語塾を通して一人ひとりの生徒たちにも学びの輪を広げていけるような意識改革も。
2020年は今年度に繋がる大いなる気づきをくれた1年となりました。
関わってくださった皆様に本当に感謝いたします。
EFL英語塾代表
一般社団法人ネオパレット代表理事
平野真世
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